こんにゃくができるまで

こんにゃく芋の栽培に適している土地は、山間部の冷涼な地でしかも排水のよいところです。
まず、春にタネイモを植えると新イモができ、そこから地下茎が伸び、秋には生子(きご)というこんにゃく芋の“赤ちゃん”ができます。
この生子を一度収穫し、次の春に再植付けをしたものを「1年生」、翌年これをまた植え、秋に収穫したものを「2年生」、さらに次の春に植えて秋に収穫したものを「3年生」と呼びます。タネイモから三年がかり。こんにゃく芋は低温に弱く、腐りやすいため、収穫してから次に植えるまでの保管がとても難しい作物なのです。
それゆえ、「運玉」と呼ばれるほど、栽培の難しい作物です。

製造工程

芋すり機

■芋すり機

良質のこんにゃく芋を芋に含まれているアク・デンプン質を保つ位に洗浄し、蒸気で約30分間蒸します。十分に冷ましたこんにゃく芋をすり機に入れ、糊状になるまですりおろす。

ミキシング

■ミキシング

パイプを通じてミキシング機に入ったこんにゃく芋糊は、平均的な糊状に仕上がるまで調整されながら練り上げる。

ホッパー

■ホッパー

ホッパーに送り込まれた糊状のこんにゃくを、ここで2時間ねかします。

自動包装

■自動包装

水酸化カルシウム溶液(凝固剤)を注入しながらよくかくはんし、安全性の高いビニール包装で規格サイズに合わせて自動包装されます。

自動整列機

■自動整列機

自動型入れ機に入った糊状こんにゃくは、80度~85度の熱湯のシャワーの中をくぐり、ボイルされ固まりながら出てきます。
金属探知機を通りチャックされた商品のみが一人前の製品になり出荷されます。


Copyright © 2012 uesugi All rights reserved.